毛髪の基本構造とpHの役割
毛髪は主にケラチンというタンパク質で構成されており、その表面はキューティクルという鱗状の層で覆われています。
髪のpHは5,5くらいが髪のphの等電点、、つまり1番髪にとって安心なところがph5,5になります。
等電点5,5からアルカリ性(数字が上がると)に傾くとキューティクルが開き、酸性(数字が低くなる)に傾くと引き締まります。ちなみにph7が真ん中です。中性がph7。
ここまでまとめるとタンパク質はアルカリ性に傾くと柔くなり、酸性に傾くと硬くなる、ということです。
これが全てなのでここさえ頭に入れておけばスキンケアもヘアケアも簡単です!
酸性の効果
酸性の成分は、髪のキューティクルを引き締め、髪にツヤと滑らかさを与えます。
たとえば、クエン酸や酢などの酸性物質は、髪のpHを低下させ、キューティクルを閉じることで、髪の保湿力を高めます。また、酸性の環境では髪が引き締まるので、カラーリング後の色落ちを防ぐ効果があります。
簡単ですよね。固くなるので内部のものが出にくくなります。硬くなるのでツヤが出ます。超簡単な話。つまり酸は硬くするものなので浸透しずらい。
アルカリ性の効果
アルカリ性の成分は、髪のキューティクルを開き、内部に物質を浸透させやすくします。
これは、パーマやカラーリングにおいて重要なプロセスです。たとえば、アンモニアはアルカリ性の物質で、髪の内部に染料を浸透させるためにキューティクルを開かせます。
しかし、過度なアルカリ処理は髪のダメージを引き起こし、乾燥や切れ毛の原因となることがあります。
これも簡単。浸透させやすくする=柔くする。別の言い方をすると溶かして柔くするんです。いかにも傷みそうな表現。そして柔くしすぎたら溶けます。
掃除に使う激落くんみたいなアルカリ電解水で例えると、あれって汚れ(タンパク質)に浸透し溶かして浮かし拭き取るっていう仕組みなんですね。激落くんを使わなくてもアルカリイオン水でも汚れは落ちるって話です。アルカリはタンパク質を柔くします。
髪に話を戻します。浸透させるために溶かすんですが、溶かしすぎたら中の成分が出ていってしまい最終的にはスカスカになり切れる。これが切れ毛が起こる簡単な説明。
酸とアルカリのバランスの重要性
ここまで見てアルカリは傷むからダメとかが言いたいわけではなく、アルカリも程よくバランスよく使えば髪質改善の効果が爆増します。むしろアルカリを使わないと髪質改善はできないんですね。
ちょい前に流行ってた『酸熱トリートメント』なんてそんなに効果ないですよ。だって酸だから。簡単に言うと。
酸は硬めます。固まるのに成分なんて入りやしません。固めるだけ、、ツヤは出るかもしれないけど内部には導入が難しいので髪の芯からケアはできてない。
つまりはアルカリで柔くして内部に成分を導入し、酸で引き締め固める。これが髪質改善に最も効果的なんです。
だってタンパク質の原理だから。これが原理・鉄則。覆らないことです。
まとめ
髪のpHバランスは、健康的な髪を保つ上で非常に重要です。
理想のpH値は5.5で、酸性はキューティクルを引き締め、ツヤや保湿効果をもたらします。
一方、アルカリ性はキューティクルを開き、内部に成分を浸透させやすくします。
ヘアケアでは、アルカリ性と酸性のバランスを取ることが大切です。
アルカリ性で髪を柔らかくした後、酸性で引き締めることで、髪に栄養を与えながらダメージを防ぎ、髪質の改善に役立てることができます。
このバランスを理解することで、縮毛矯正やカラーリングの効果を高めながら、健やかな髪を保つことが可能です。
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